世界史をナビゲートする

地球大の歴史を求めて

パトリック・マニング / 南塚信吾

2016年5月23日

彩流社

8,800円(税込)

人文・思想・社会

「世界史」という学問の生成と現状、そして新たな展開への 可能性を示す! 世界史の研究は、第二次世界大戦後、世界各地で拡大しはじめ、 1990 年代からは研究の広さと深さを増し、特定のトピックでの 研究も増え、環境史、経済史、帝国史、海事史、科学史、 健康史などの世界史の下部分野として現れた。 それらの成果と議論を検討し、また世界史の分析の論理と ともにに各国でも世界史教育が盛んになってる現状から、 研究と教育の在り方を提案する。 第一部では、世界史記述について、最初期から始めて、 20世紀の諸局面を簡略にたどる。 第二部の「歴史研究における革命」では、学問の諸分野、 地域研究、そしてグローバル・スタディーズのなかでの 劇的な変容を再検討する。 第三部は、2003 年までの世界史研究の成果を見渡し、 世界史での議論の性質を扱う。 第四部と第五部は、とくに、世界史研究に取り組もう とする大学院生に向けたものである。 第四部では、スケールと枠組み、そして、世界史解釈の 検証という問題を通して、地球規模の分析の論理を探究する。 結末の部分では、世界史で高度の学習をするプログラムを どう構想して実施するかについて、提案をしてみた。 (「日本語版によせて」より) 【収録内容】 日本語版によせて 序 文 第一部 世界史の展開 第1章 世界史の定義 第2章 1900 年までの歴史哲学 第3章 大いなる総合── 1900 ?1965 年 第4章 テーマと分析── 1965 ?1990 年 第5章 世界史分野の組織化── 1990 年以降 第6章 世界史を語る 第二部 歴史研究における革命 第7章 学問の諸分野 第8章 学問の諸分野 第9章 グローバル・スタディーズ 第三部 近年の研究成果 第10 章 政治史および経済史 第11 章 社会史 第12 章 生態系、科学技術、健康 第13 章 文化史 第14 章 世界史を議論する 第四部 世界史における分析の論理 第15 章 歴史におけるスケール──時間と空間 第16 章 枠組みと戦略のモデルを作る 第17 章 解釈を検証し、提示する 第18 章 世界史を分析する 第五部 世界史の学習と研究 第19 章 大学院教育のプログラムと優先順位 第20 章 学習のコース 第21 章 大学院での学習のための資源 第22 章 世界史を研究する 第23 章 結論:世界史における課題 文献目録/原註/索引

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