奥琵琶湖「観音の里」の歴史

近江・湖北の精神風土

大東 俊一

2016年9月26日

彩流社

2,200円(税込)

人文・思想・社会

なぜ湖北地方(滋賀県北東部)には        優れた観音像が多く残っているのか 「観音の里」はどのように形成されたのか、 渡来人による大陸の先進文化、古代氏族による在来信仰、 式内社と古墳に対する信仰、 伊吹山・己高山を中心とした仏教文化や山岳信仰、中世以降の仏像の奉祀、 そして現在も湖北に残る、春を告げる行事「オコナイ」等から検討し、 湖北の精神風土の特質を探る。 ◉湖北地方(旧伊香郡・浅井郡・坂田郡)には、 長浜市高月町向源寺(渡岸寺観音堂)の十一面観音立像【国宝】や 木之本町石道寺の十一面観音立像【重要文化財】をはじめ、 平安時代初期以降の多くの優美な観音像が祀られている。 とくに高月町は「観音の里」と呼ばれ、白洲正子の随筆や 井上靖の小説『星と祭』で広く知られている。 ◉目次内容◉ 第一章 天日槍と渡来人 一 湖北の黎明期 二 天日槍 三 湖北における天日槍 第二章 湖北の古代氏族と信仰世界 一 湖北の古代氏族 二 古代氏族と式内社 三 式内社と古墳 四 自然崇拝 第三章 仏教文化と山岳宗教 一 仏教伝来 二 古墳から寺院へ 三 山岳信仰(一):伊吹山 四 山岳信仰(二):己高山 第四章 「観音の里」の成り立ち 一 山を下りた仏像たち 二 村人に守られる仏たち 三 村の成り立ち 四 霊場巡り 第五章 湖北のオコナイ 一 オコナイの源流 二 オコナイの特質 三 オコナイにおける神と仏

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