
「ヘイト」の時代のアメリカ史
人種・民族・国籍を考える
兼子 歩 / 貴堂 嘉之
2017年2月9日
彩流社
2,750円(税込)
人文・思想・社会
日本国内のヘイト=「産経新聞」に掲載された 曽野綾子氏のコラム(2015年2月11日)への違和感、 憤りから本書は出来上がった! そして、人種差別主義者にして性差別主義者、移民排斥論者 の「トランプ大統領」が選出された「ヘイトの時代」にこそ、 本書は刊行される意義がある! アメリカを「人種・民族・国籍」といった観点で論じた 刺激的なテキストからは、 「日本を問い直すためのアメリカ史」が浮かび上がる。 【本書の特色】 各章末には、関連書籍の「読書案内」と、 本書の内容をより深く、そして読者のみなさんが 各章の問題提起、問題意識を日本社会にあてはめて 考えてもらうためのディスカッションのポイントを 挙げています。 序 アメリカの歴史から考える 兼子 歩 第一部 マイノリティの表象 第一章 人種的〈他者〉としての黒人性 ーーアメリカの人種ステレオタイプを例にーー坂下 史子 第二章 先住民族の大地ーー 「移民の国」という幻想への抵抗ーー石山 徳子 第三章 統治の制度としての多様性 ーーアメリカ同性愛者権利運動の歴史から考えるーー兼子 歩 第四章 テクノロジーが創る国民・エスニシティ ーー文化的アイコンとしての科学・技術と集団アイデンティティ ーー土田 映子 第二部 マイノリティの「コミュニティ」を再考する 第五章 「差別でなく区別」考ーー ジム・クロウ(人種隔離)は区別で、ERA(男女平等憲法修正) こそが差別なのか?--大森 一輝/森川 美生 第六章 人種主義を生き延びるためのエスニシティ論 ーーコミュニティの二重性をめぐってーー南川 文里 第七章 労働史から見た移民コミュニティ ーーオマージュを乗り越えてーー南 修平 第八章 黒人都市ゲトーを見つめるまなざし ーーシカゴの事例からーー藤永 康政 第三部 アメリカの「自由」とマイノリティ 第九章 「移動の自由」と「パスポート」 ーー自由の国アメリカにおける不自由ーー梅崎 透 第一〇章 「自由の国」の憲法と社会 ーー日系人戦時強制収容から考えるーー和泉 真澄 第一一章 アメリカ難民政策の問題点 ーー受け入れ国への「感謝」が意味するもの ーー佐原 彩子 編者あとがき 「ヘイトの時代」を生き抜くために ーートランプ大統領という悪夢の処方箋ーー貴堂 嘉之
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