
チビ犬ポンペイ冒険譚
フランシス・コヴェントリー / 山本 雅男 / 植月 惠一郎 / 久保 陽子
2017年11月2日
彩流社
2,640円(税込)
小説・エッセイ
この小説は、 夏目漱石の 『吾輩は猫である』の ネタ本なのか?! 夏目漱石が『猫』を 執筆するのに影響を 受けたに違いない、 動物が主人公である 18世紀イギリスの小説が、 漱石生誕150年を記念して 本邦初訳で お目見えします! 18 世紀イギリスで、ロンドンの社交界で話題となった一冊の小説がある。 『チビ犬ポンペイ冒険譚』は、 イタリアのボローニャに生まれたポンペイという小犬が、イギリス紳士によってイギリスに連れてこられて上流夫人に飼われるが、 飼い主を転々としながら、ポンペイの行く先々で起こる人間喜劇がつぶさに描かれていく。 我が国の夏目漱石の『吾輩は猫である』も動物が主人公であるという着眼点から、 丸谷才一は『闊歩する漱石』 のなかで、ロンドンに留学中の漱石がこの小説を読んでいて、 『猫』執筆に多大な影響を受けたのではないかと、大胆に推理している。 ほんとうにそうなのか、まずは、本書をお手にとっていただき、 読者自身が、推理して頂ければと思います!
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