
フクシマ・抵抗者たちの近現代史
平田良衛・岩本忠夫・半谷清寿・鈴木安蔵
柴田 哲雄
2018年2月20日
彩流社
2,420円(税込)
人文・思想・社会
福島第一原発事故の被災地である、 南相馬市小高区、双葉郡双葉町や富岡町には、 いまこそ注目したい4人の抵抗者と言える人物がいた! 社会運動家で農民運動に半生を捧げた平田良衛(1901-76)、 反原発運動の草分け的存在から政治家となり 最後は「転向」した岩本忠夫(1928-2011)、 実業家で郷土開拓に半生を捧げた半谷清寿(1858-1932)、 日本国憲法の実質的な起草者として知られる鈴木安蔵(1904-83) ーー。 それぞれに厳しい時代の波にもまれて生き、挫折も味わった 人生の軌跡と思想的営為から、現在への教訓を読み解く。 それぞれの人物がもし今生きていたら、原発事故に対して どのような立場をとったかを、 それぞれの思想的ロジックを踏まえて推測する というユニークな試みも行なう。 現在の問題を起点に近現代史を振り返る異色で秀逸な評伝! はしがき 筆者にとっての原発事故 第1章 平田良衛 --南相馬市小高区に根差した農民運動家 第2章 岩本忠夫 --双葉町の酒屋の主人の反原発と「転向」 第3章 半谷清寿 --富岡町夜ノ森に根差した警世家 第4章 鈴木安蔵ーー南相馬市小高区出身の 日本国憲法の実質的な起草者
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