太平洋の精神史

ガリヴァーから『パシフィック・リム』へ

小野 俊太郎

2018年4月5日

彩流社

2,200円(税込)

人文・思想・社会

2018年4月、全国公開の映画 『パシフィック・リム: アップライジング』に合わせ、 太平洋のもつ意味合いを概観する文化史! 日米の間に広がる太平洋は、 パシフィック(和平)という幻想によって 作り出されてきたが、 実際には、ヨーロッパの裏側として、 あらゆる汚辱の捨て場所(奴隷、核問題) などの 舞台となってきた。 日米の文学、映画がどのように太平洋を読み解いてきたのか? とくに、太平洋から怪獣が現れるという設定をもつ 『パシフィック・リム』は、 太平洋を語る場合、多くの問題を孕んでいる。 はじめに 平穏の海(パシフィック)という幻想 第1章 スペインの海からガリヴァーの海へ 第2章 アメリカと奇想の海 第3章 労働と移民の太平洋 第4章 バカンスと楽園幻想 第5章 猿と進化の島 第6章 太平洋を挟んで対峙する 第7章 怪獣たちと戦争の記憶 おわりに 環太平洋的想像力

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