ナラティヴとダイアローグの時代に読むポー

辻 和彦 / 山本 智子 / 中山 悟視

2023年9月27日

彩流社

2,860円(税込)

ポー作品をめぐる「結合の神秘」。 「ナラティヴ」と「ダイアローグ」を鍵概念にして、イタリア文学、仏文学、独文学、中国文学などの他領域の文学者や心理学、教育学、ジェンダー研究者といった異なる視点からポーという物語のなかに沈み込んだ「声」を照射する。「多様性の時代」に浮かび上がるポー! はじめに 序 論 【対談】ポーとヴォネガット      --私たちはどこに向かうのか?(中山 悟視×辻 和彦) 第一章 分析的理性の暗転      --E・A・ポー「アッシャー家の崩壊」とE・T・A・ホフマン『世襲領』再考 (磯崎 康太郎) 第二章 疫病と悪夢     --マンゾーニ『婚約者』を通して「赤死病の仮面」を読む(霜田 洋祐) 第三章 アンドレ・ブルトンにおけるポーの位置と〈崇高なるユーモア〉 (有馬 麻理亜) 第四章 何がポーに小説を書かせたのか      --特殊と普遍のあいだ (高橋 俊) 第五章  【対談】ウィリアム・ウィルソン      --トランスジェンダーの視点から(町田 奈緒士×辻 和彦) 第六章  【対談】ポーの「黒猫」      --近代的な「まなざし(視線)」(光田 尚美×辻 和彦) 第七章  【対談】根源的自己への回帰の旅      --理想郷を探して(山本 智子×辻 和彦) 終 章 ツナミの記憶     --エドガー・アラン・ポーと恐怖の彼方に(辻 和彦) むすびに代えてー新しい扉をひらく 索引

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