岐阜を歩く

フィギュール彩

増田幸弘

2016年3月7日

彩流社

1,980円(税込)

人文・思想・社会

二〇〇六年、日本を離れた著者は、プラハで暮らしはじめた。同時に一年に一度、岐阜県でローカルな取材を重ねる。七年の月日をかけ、農家や職人、工場や研究所を訪ねては話を伺った。観光地を歩き、史跡・旧蹟を回った。そして、日本でいまなにが起きているか、アウェイの目線で見つめた。ヨーロッパの中央にあるプラハから、日本のど真ん中にある岐阜へ。見えてきたのは、「失われた三〇年」に翻弄されながらも、真摯に、たくましく生きる人びとの姿だった。歴史の裂け目のなかで大きく変わりゆくリアルを、個人、世界、そして日本という三つの視点から考えた棄国三部作完結!『アドファイル』(中日新聞社広告局発行)連載。

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