シュタイナー教育思想の再構築

その学問としての妥当性を問う

衛藤 吉則

2018年2月10日

ナカニシヤ出版

5,280円(税込)

人文・思想・社会

はじめに 第一章 シュタイナー教育思想の成立背景と実践的特徴  一 成立の背景  二 自由への教育・教育術としてのシュタイナー教育  小括 第二章 教育学におけるシュタイナー教育思想の位置  一 シュタイナー教育思想理解の視座と改革教育的要素  二 精神科学的教育学の多様な射程とシュタイナー教育の位置づけ  小括 第三章 シュタイナー教育思想をめぐる科学性論議  一 争点としての人智学的認識論  二 ドイツにおける科学性論議  三 論争の成果と人智学的認識論の構造解明に向けた視点  小括 第四章 認識論的取り組みとその原点  一 シュタイナーの哲学著作  二 可視の事物と不可視な本質との総合     --認識論探究の原点としてのカント哲学とその克服ーー  三 総合の鍵としての「主体変容(メタモルフォーゼ)論」     --ゲーテ的自然認識の受容と克服ーー  小括 第五章 人智学的認識論の構築に向けた「哲学」的格闘  一 意志と表象の総合     --E・v・ハルトマンの超越論的実在論との対決ーー  二 自己意識の展開     --フィヒテの自我論の受容と克服ーー  三 精神と自由の獲得に向けた具体的普遍の構図     --ヘーゲルの認識論の受容と克服ーー  小括 第六章 人智学認識論の構造と読み解きのパラダイム  一 シュタイナー的一元論の構造  二 現代的意義と読み解きのパラダイム  三 新たなる“Wissenschaft(科学・学問)”論の可能性  小括 おわりに 補論 戦前の日本におけるシュタイナー教育思想の受容 補論1 日本における影響と教育学上の位置づけ  一 日本で最初のシュタイナー教育思想紹介者     --隈本有尚・吉田熊次ーー  二 日本における積極的展開者     --谷本富・入澤宗壽ーー  三 その他の人物 補論2 シュタイナー教育思想とナショナリズムとの分岐点      --入澤論との比較を通してーー   一 一九二〇-三〇年代におけるわが国教育学の一傾向としての文化教育学  二 入澤宗壽の文化教育学の成立  三 入澤宗壽の文化教育学の構造とナショナリズム  四 入澤的文化教育学とナショナリズムとの分岐点  小括

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