貨幣論の革新者たち

貨幣と信用の理論と歴史

古川 顕

2020年3月2日

ナカニシヤ出版

3,850円(税込)

ビジネス・経済・就職

ジョン・ローからラルフ・ホートレーまで、ケインズを超える理論上の貢献によって「貨幣とは何か?」を変えてきた偉大な7人の理論を紐解き、「貨幣論」が「信用論」へと深化してきた過程を明らかにする。 ●著者紹介 古川 顕(ふるかわ・あきら) 1942年 大阪府に生まれる。 1966年 京都大学経済学部卒業。 1976年 京都大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。 1994年 京都大学経済学部教授。 1997年 京都大学大学院経済学研究科教授。 現 在 京都大学名誉教授。経済学博士。(専攻/金融・経済学史)。 著訳書 『R.G.ホートレーの経済学』(ナカニシヤ出版,2012年),『テキストブック 現代の金融[第3版]』(東洋経済新報社,2002年),『日本銀行』(講談社現代新書,1989年),『現代日本の金融分析』(東洋経済新報社,1985年,エコノミスト賞受賞),『日本の金融市場と政策』〔編著〕(昭和堂,1983年),『現代日本の金融政策』〔共編著〕(東洋経済新報社,1992年),『金融[新版]』〔共著〕(有斐閣,1987年),D.クルックシャンク『21世紀の銀行業の競争』〔監訳〕(東洋経済新報社,2000年),『旅の途上で』(ナカニシヤ出版,2010年),他。 第1章 ジョン・ロー      --経済学の創始者 第2章 トーマス・トゥーク      --通貨論争における通貨学派と銀行学派 第3章 J. S. ミル      --貨幣と信用と経済活動の一体化 第4章 ヘンリー・マクラウド      --信用創造理論のパイオニア 第5章 ミッチェル・イネス      --信用の重視と経済学の巨星への挑戦 第6章 I. フィッシャー      --アメリカ最大の理論経済学者 第7章 ラルフ・ホートレー      --銀行信用の重視と信用の内在的不安定性

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