
サブスタンスの人類学
身体・自然・つながりのリアリティ
松尾 瑞穂
2023年4月3日
ナカニシヤ出版
4,180円(税込)
人文・思想・社会
つながりのリアリティはいかに生み出されるのか 身体と自然を根底から問い直し、多様に構築/切断される人と人との関係の論理、集団化のロジックの解明を目指す。 ●著者紹介 松尾瑞穂 国立民族学博物館超域フィールド科学研究部・総合研究大学院大学准教授。文化人類学、ジェンダーと医療研究。著者に『ジェンダーとリプロダクションの人類学ーーインド農村社会における不妊を生きる女性たち』(昭和堂、二〇一三年)、『インドの代理出産の文化論』(風響社、二〇一三年)、共編著に『Life, Death and Illness in Contemporary South Asia』(Routledge,2023)、『聖地をめぐるポリティクス』(風響社、二〇一九年)ほか。 * 松嶋 健 広島大学大学院人間社会科学研究科准教授。文化人類学、医療人類学。 宇田川妙子 国立民族学博物館超域フィールド科学研究部・総合研究大学院大学教授。文化人類学、ジェンダー研究、イタリア研究。 深川宏樹 神戸大学大学院国際文化学研究科准教授。文化人類学、社会人類学。 白川千尋 大阪大学大学院人間科学研究科教授。文化人類学。 山崎浩平 龍谷大学世界仏教文化研究センター・嘱託研究員。文化人類学。 深田淳太郎 三重大学人文学部准教授。文化人類学、オセアニア地域研究。 新ヶ江章友 大阪公立大学大学院都市経営研究科/人権問題研究センター教授。文化人類学、医療人類学、クィア・スタディーズ。 松岡悦子 奈良女子大学名誉教授。文化人類学、医療人類学。 ジェイコブ・コープマン サンティアゴ・デ・コンポステラ大学研究教授、特別研究者(Distinguished Investigators)。サブスタンスの政治。 ドワイパヤン・バネジー マサチューセッツ工科大学准教授。インドにおけるがん、サブスタンスの政治、医薬品、社会運動について研究。 序章 サブスタンスの人類学に向けて 第1部 自然を問い直す 第1章 〈流体のロジック〉と〈系譜のロジック〉 --「サブスタンス」の系譜学が解き放つもの 第2章 サブスタンスから親族研究の問題点をさぐるための試論 --親族関係を「個」から見るか、「関係」から見るか 第3章 「言語身体」とサブスタンス論の臨界点 --ニューギニア高地エンガ州における「重み」の言葉の事例から 第2部 関係を構築/分断するサブスタンス 第4章 ヴァヌアツ・トンゴア島民の感染呪術における呪物のサブスタンス化 第5章 乳の契り --インドにおける非生殖的共同体の関係性構築 第6章 戦没者のサブスタンスとしての遺骨 第3部 資源化するサブスタンス 第7章 出産・子育てを望むレズビアンによる精子ドナーへのアクセスと関係性の非/構築 --サブスタンスとしての精子からの分析 第8章 母乳というサブスタンス --つながりと資源化の狭間で 第9章 アンチ・サクリファイス --インドにおける自発的献血を支える新たな身体理解の形成 あとがき 索引〔人名/事項〕
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