
治安体制の現代史と小林多喜二
“本の泉社”転換期から学ぶ歴史書シリーズ
荻野 富士夫
2019年11月11日
本の泉社
2,200円(税込)
人文・思想・社会
現代における治安体制や思想統制の拡充強化を憂慮し不安をもつ方々から、その現代的な意味を考える手がかりとして日本近現代史における抑圧取締や抵抗のありようについて見解を求められる機会が増えた。それらに対して、これまでに考えてきたこと、あるいはにわか勉強により、できるだけ応じるように心がけた。本書はそうした、ここ一〇年来の講演記録などを中心に構成している。治安体制の過去と現在について歴史的考察を試みるとともに、小林多喜二の社会変革への構想と実践についてその現代的意味を考えてきた。(「あとがき」より抜粋) 1 治安体制の現代的意義 治安体制の重層性 ─ 「戦後七〇年」と「治安維持法施行九〇年」の節目に際して ─ 「暴力行為等処罰に関する法律」考 ─ 「騙し打ち的悪法」─ 「治安維持法」と「共謀罪」 ─ 「共謀罪」法案は現代の治安維持法 ─ 2 多喜二と治安体制 「三・一五共産党弾圧事件」九〇年 多喜二に襲いかかる治安維持法 小林多喜二の生きた時代と現代 ─ 「我等何を、如何になすべきか」─ 君の手を握る! ─ 多喜二の獄中書簡から ─ 私にとっての多喜二 ─ 「治安体制」と「思想史」の両面から ─
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