エロスの原風景

江戸時代〜昭和50年代後半のエロ出版史

松沢 呉一

2009年7月1日

ポット出版

3,080円(税込)

人文・思想・社会

エロ本は遠からず消えると言っていい。そんな時代だからこそ、こんな本を出す意義もあるだろう── (「はじめに」より) ●『実話ナックルズ』(ミリオン出版)で2004年より現在も続く、日本エロ出版史を網羅する長期連載の単行本第1巻。(追記・2010年2月に連載終了) ●稀代のエロ本蒐集家である著者松沢呉一所蔵の膨大な資料の中から、エロ本173冊、図版354点をフルカラーで掲載。 ●読み物としてだけでなく、顧みられることのなかったエロ表現史の概観を辿る、資料性の高い一冊。 ●大幅加筆に、連載時には掲載されなかった資料も掲載。 はじめに 01◎カストリ雑誌──敗戦直後の日本に咲いた徒花 02◎吉原細見──江戸時代に生まれた風俗誌の原型 03◎自販機本──70年代後半、男たちは深夜自販機を目指した 04◎ノーパン喫茶──新時代の性風俗がここから始まった 05◎フレンチ・ポストカード──溜息が出るほど美しい印刷物 06◎実話誌──戦前に起きた第一次暴露雑誌ブーム 07◎夫婦生活──昭和20年代後半を代表する性生活読本 08◎グラビア印刷──エロ雑誌界を飛躍的に発展させた新技術 09◎エログッズ通販──今も変わらぬ騙しの伝統芸 10◎元祖トルコ風呂とは──定説を覆すソープランド史 11◎ホモアルバム──世の中から消滅しつつある貴重な資料 12◎スカトロ本──ビニ本がもたらしたウンコ愛好家の黄金時代 13◎変態資料──発禁本を出し続けたエロ出版の巨人・梅原北明 14◎漫画讀本──文藝春秋から発行されたユーモア溢れるエロ雑誌 15◎オッパイ小僧──日本初の巨乳アイドル川口初子 16◎地下本──戦前、戦後にひっそりと流通された裏本 17◎性学雑誌──巧妙にカモフラージュされた学術エロ雑誌 18◎創文社グループ──“ニセモノ”だから持ち得た特異な魅力 19◎絵はがき──コロタイプ印刷の導入で大流行した新メディア あとがき プロフィール 掲載誌書誌データ

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