ひきだしの奥から

大久保喬樹

2021年10月22日

ふらんす堂

2,750円(税込)

小説・エッセイ

◆遺されたエッセイ集 本書に収録しました大久保喬樹氏の二十四篇のエッセイは、俳誌「香雨」に二年間連載されたものです。 読み返してみますと、この二十四篇は大久保喬樹氏の生涯を締めくくる回顧録であり、これを小誌にお書きくださったことは奇跡に近いと思いました。 大久保氏の最後のメッセージが、皆様の心に届きますよう念じております。 「香雨」主宰 片山由美子 *  自転車が好きだ。  好きと言っても年代物のママチャリにサンダル履きでまたがってふらふら乗り回しているだけのことだが、この安直な自転車スタイルであちらこちら気の向くまま徘徊するのが私の日常的な楽しみなのである。  無論、買い物など用足しに活躍してもらうことは当然だが、これといった用などなくても、暇と天気さえ許せば、あちらこちらと回って飽 きない。 (「自転車の愉しみ」より)

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