武士道

新渡戸稲造 日本精神の「華」は、いかに鍛えられたか

《座右の名著》シリーズ

新渡戸稲造 / 齋藤孝

2010年5月12日

イースト・プレス

1,650円(税込)

人文・思想・社会

鍛錬に鍛錬をかさねて鍛えあげた「武士道」の勁さ! 日本人は、一皮むけば「さむらい」 「武士道」を一言で言えば、「責任を取ること」と言える。 国や主に対する責任、家族・同朋に対する貴任、そして「自分自身」に対する責任である。それは、「人間であること」に対し責任を取ること、とも言える。そして、この「責任を取る」ために武士が行なった心身の修行は、本書で述べる通りである。まさに「知行合一」そのもののための修行であった。 最近、「いまの若い者は」という言葉が聞かれなくなった。言う人自身に「言う資格」がなくなってしまったからか、あるいは言うのをあきらめてしまったからかもしれない。 連綿と受け継がれてきた「武士道」がすっかり影をひそめてしまった感があるが、しかし、日本人は」皮むけば「さむらい」。 現状の日本にこそ、日本人が「世界の名著」として唯一誇れる本書が、声を大に「ものを言う」時である。 いま日本が抱えているさまざまな問題の解決のカギは、この名著『武士道』にすべて書き尽くされている! 「義」──「さむらい」が命懸けて守った最も“男らしい美徳” 「勇」──徹底的に鍛え上げられた「行動美」 「礼」──人間として最も「円熟した姿」 「誠」──武士の「一言」の重み。なぜ、「二言」はないのか 「名誉」──「さむらい」が死守した“自分の価値” 【著者紹介】 新渡戸稲造(にとべ・いなぞう) 盛岡に生まれる。札幌農学校で学んだ後、アメリカ、ドイツで農政学などを研究。帰国後は札幌農学校教授、京都帝大教授、第一高等学校長、東京帝大教授、東京女子大学長を務め、青年の教育に情熱を注いだ。1933年、カナダのビクトリアで病没。体調を崩して療養中に英語で書き上げた「武士道」(Bushido:The Soul of Japan)が1900年に刊行される。また、国際連盟設立に際して 事務次長に就任し、国際平和のために尽力した。 齋藤孝(さいとう・たかし) 1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程などを経て、現在明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。ベストセラーになった『声に出して読みたい日本語』(草思社・毎日出版文化口特別賞受賞)をはじめ、『きっちリ2週間で「自分の壁」が破れる!』(イースト・プレス)、『「自分らしさ」をうまく生かして成功する法』(訳、イースト・プレス)、『齋藤孝の親子で読む偉人の話』(ポプラ社)、『地アタマを鍛える知的勉強法』(講談社新書)、『決めぜりふ』(世界文化社)、など著書多数。小学生のための私塾「齋藤メソッド」や教育関係者を対象にしたセミナーを主宰、NHK教育テレビ「にほんごであそぼ」の総合指導もつとめる

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