ディエゴを探して
藤坂ガルシア千鶴
2021年7月19日
イースト・プレス
1,870円(税込)
ホビー・スポーツ・美術
マラドーナは神様なんかじゃない。 アルヘンティノス・ジュニオルス時代ーー まだ「神」と呼ばれる前の7年間。 マラドーナに魅せられて1989年にブエノスアイレスに移り住んだジャーナリストが描く、 知られざる世界的スーパースターの素顔。 恩師、幼馴染み、チームメイト、パーソナルトレーナー、ファンなどへの取材から 「人間ディエゴ」の実像を浮き彫りにする。 マラドーナにはどうしても「悪童」というイメージがつきまとう。 「サッカー選手としては素晴らしいが、人間としては……」という意見を抱く人が多いのも当然だろう。 だが、アルゼンチンでマラドーナをよく知る人たちの考えはまったく逆だ。 「サッカー選手としても素晴らしかったが、それよりも人として最高だった」と言い切る。 モウリーニョが言うように、寛大で、気立のいい人だった。 常に弱い者の味方で、困っている人を助けるためなら後先考えず即行動に移す男だった。 (本文より) プロローグ 2度目の旅 光り輝く星の下 第1部 「マラドーナ」以前のディエゴ 「小さな玉ねぎ軍団」に魅せられて 運命を変えた幼馴染 内気な少年が見せた奇跡 無敵のカテゴリア60 ロス・セボジータスの誕生 モヌメンタルを沈黙に陥れたゴラッソ 天才の脳 「カピタルの10番を見たか?」 ふたつの過ち 「ここの土を持って帰ってもいいか?」 「裏切り者」に盗まれた神童 第2部 みんなのディエゴ 「ディエゴ」は誰のもの? 1枚の写真 金網越しのヒーロー ラスカーノ通り2257番地の思い出 「真っ赤なフェラーリの夢を見た」 「マラ」と「ドーナ」に託した反逆の精神 俺の足は君のもの ボケンセを救ったTシャツ 「この子には手を出すな!」 第3部 ディエゴは神なんかじゃない 母国の代弁者か、最も人間に近い神か? 「マラドーナなんか糞食らえ!」 美しき頭脳のリーダー ディエゴは神なんかじゃない 「このユニフォーム、まだ欲しいかい?」 灰色の人生を捨てて エピローグ いつも心に「13歳のディエゴ」がいた
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