単調にぼたぼたと、がさつで粗暴に

四元康祐

2017年5月2日

思潮社

2,640円(税込)

人文・思想・社会

むしろ汚染水に自らどっぷりと身を浸し 変異に変異を重ねた畸形の花鳥風月を歌ってみようか 薬が無理ならせめて毒をと! (「現代と詩人」) 「言葉は現代に汚染されつつ 現代から養分を得て生き延びている」と著者は書く。「生きている限り 吸った息は吐かねばならぬ 吐けばそこに言の葉の繁るのが詩人の悲しき性」-とすれば?猛烈な詩の毒をもって、いままさに起こっている問題に踏み込んでいく冒険作。新詩集2冊同時刊行!

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