紙背の子

高貝弘也

2020年10月12日

思潮社

3,300円(税込)

人文・思想・社会

ーわたしはもう 死んでいるのか それとも死のあいだを 漂っているのか 性のない子が、いっせいに 目を閉じて 剥きだしの 「銀杏の梢、揺れて 夕かげ/斜かいに流れて/残月/うすい幼魚のかげ/白雲母と水の層のあいだで、//泣いている/泣いている」(「白雲母」)。 無性の子たちの声なき声がそこここから響いてくる。『白緑』から8年ぶりの新詩集。装幀=川本要

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