遠景

井戸川射子

2022年7月4日

思潮社

2,200円(税込)

人文・思想・社会

あなたはわたしを拡大して 体と言葉が通じないので泣いている わたしは見守る役だ (「荒れる木星表面」) 「口が互いに開き合い/迎えにきてくれる人を望んでいる/聡明な馬、正しい矢のように/行きたい場所がある気がする」(「帯の彫刻」)。離れ、広がっていくわたしたちの時間を、繊細になぞってゆく。中原中也賞、野間文芸新人賞をうけた注目詩人による、待望の第2詩集。装画=著者

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