
識字と学びの社会史
日本におけるリテラシーの諸相
大戸安弘 / 八鍬友広
2014年9月30日
思文閣出版
7,700円(税込)
人文・思想・社会
近世日本の識字率は、世界的に高い水準であったということが、研究者の間でも、ある種の定説のように受けとめられているようである。しかし、本当にそうなのだろうかー。本書では、近代学校制度が導入される以前までの、日本の識字と学びの歴史的展開とその諸相を、様々な史料から多面的に掘り起こし、実証的な検討を試みる。地域性と個別性を意識した事例の検証が必ずしも十分とはいえない現状に一石を投じる、教育史研究者七名による気鋭の論文集。
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