
響きあう東西文化
マラルメの光芒、フェノロサの反影
宗像衣子
2015年10月31日
思文閣出版
5,940円(税込)
人文・思想・社会
本書は、一九世紀フランス象徴主義の巨匠・詩人ステファヌ・マラルメ(一八四二ー九八)について文学的考察を起点に進められた諸芸術(美術・音楽)の相関的研究から、明治近代化の黎明期に、日本の伝統芸術・文化を欧米に紹介してその価値を究めたアーネスト・フェノロサ(一八五三ー一九〇八)との関係へと至るものであり、東西の芸術文化の交流の諸相および日本文化の価値を、現代に向けて照らし出すものである。著者の一〇年にわたるマラルメ探究の成果、そのエッセンスをまとめた一書。
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