日本近世貨幣史の研究

安国良一

2016年5月31日

思文閣出版

7,480円(税込)

人文・思想・社会

日本の歴史上、近世ほど多種類の貨幣が流通した時代はない。金・銀・銭という幕府制定の「三貨」、近世初頭の大名領国にみられる金銀貨「領国貨幣」、藩札や私札の紙幣などを加えればその数は膨大である。さらに銭については、地域独特の数え方もあった。こうした複雑さのいっぽう、近世の権力は貨幣制度を確立したとも認識されている。本書は、この一見矛盾する貨幣の特質を明らかにすることを試みる。近世貨幣はどのように生まれ、流通し、終焉をむかえたのかー。一国一通貨という貨幣観を解きほぐし、その独自の機能や意味づけを問いなおす良著。

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