森と火の環境史

近世・近代日本の焼畑と植生

米家泰作

2019年11月29日

思文閣出版

8,250円(税込)

ビジネス・経済・就職

火を用いた人と環境との関わりとして焼畑をとらえ、焼畑の近世的展開と「進化」、土地制度史と焼畑、火と植生のポリティクス(政治)を問う。 「人為の火」という観点から、日本の焼畑の歴史地理と環境史を再考する試み。 第1部 近世日本の焼畑と検地 第一章 紀伊山地における焼畑の展開と「進化」   紀伊山地の概観   近世の焼畑とその農法的特徴   樹木栽培の展開と植生への影響 第二章 出羽国村山郡におけるカノの展開と検地   検地におけるカノ畑の処遇   カノ畑の分布と所持   カノの農法的性格とその変化 第三章 太閤検地における山畑と焼畑   織田検地   西国の天正太閤検地   東国の天正太閤検地   文禄・慶長検地 第四章 地方書にみる焼畑とその概念   17世紀の地方書と「山畠」検地   焼畑をめぐる語彙と地目   総称的概念としての「焼畑」 第2部 近代日本の焼畑・植生・学知 第五章 近代日本の林学と焼畑像   植民地林学と焼畑   日本の近代林学と焼畑   近代日本の林政と焼畑 第六章 近代林学と国土の植生管理   植生帯をめぐる三つの学説   植生の改変とその環境史的復原   自然の回復と植生管理の思想 第七章 原野の火入れと学知のポリティクス   明治・大正期の林政と原野   近代林学と「荒廃」原野   木曽からの反論 第八章 植民地朝鮮における焼畑と学知ポリティクス   地図化された想像の環境史   学知の構築と焼畑の修正   植民地社会における環境主義的言説

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