馬琴、滝沢瑣吉とその言語生活

杉本つとむ

2005年12月31日

至文堂

6,600円(税込)

人文・思想・社会

坪内逍遙『小説神髄』、一たび世にでて、壮大なロマンの世界は否定され、志厚い作家の意味は忘れ去られた。かかるとき八犬士を創造し、大伝奇の物語を一本の筆に托して江戸市民を興奮と読書の海に溺愛させた作家、滝沢馬琴。そのロマンの根本を厖大な日記、手紙にさぐって、作家の魂と言語生活の実態をあますところなく解明。言文一途の論、叫ばれて百余年、日本語は枯渇の道をひた走る。ここにあらためて、江戸知識人の豊かな語彙と堅実な表現の世界を明示し、日本語の伝統と革新の方向を探究する。

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