左遷を楽しむ

日本道路公団四国支社の一年

SQ選書

片桐幸雄

2015年4月30日

社会評論社

1,980円(税込)

科学・技術

日本道路公団に勤務していた著者は、2002年に発足した民営化委員会の事務局に次長として出向。そこでの仕事のやり口は、「高速道路私物化論者の手先」ということになり、当時の藤井治芳・道路公団総裁の怒りを買って、翌年、高松の四国支社に飛ばされた。高松での左遷暮らしは一年と半月で終わり東京に戻された。そして東京での「飼い殺し」の生活は、道路公団が解散する2005年9月末まで続いた。本書では、この間どのように日々の生活を楽しみながら暮らしたのかを辿っている。

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