工科系のための 現代物理学

裳華房テキストシリーズー物理学

原 康夫 / 岡崎 誠

2006年3月15日

裳華房

2,310円(税込)

科学・技術

本書は、刊行以来、主として理学系の多くの大学で学部初年級の現代物理の教科書として使われてきた、同シリーズの『現代物理学』(ISBN 978-4-7853-2083-6)を基礎に、工学系の学部での講義を意識して新たに書き起こしたものである。既刊の本との大きな違いは、第2章の量子力学以降の章を、“物性入門”ともいえる内容に大きく書き改めた点である。 1 波動性と粒子性の2重性 -不確定性原理とはー  1.1 古典論の困難  1.2 光の2重性  1.3 電子の2重性  1.4 不確定性原理  1.5 原子の定常状態と線スペクトル  1.6 ボルツマン分布  1.7 不確定性原理と原子の安定性  演習問題 2 量子力学  2.1 1次元のシュレーディンガー方程式と波動関数  2.2 定常状態 I :無限に深い井戸型ポテンシャル  2.3 定常状態 II :一般のポテンシャルの場合  2.4 調和振動子ポテンシャル  2.5 トンネル効果  2.6 レーザー  演習問題  付録 (2.12)の証明 3 原子  3.1 量子力学での角運動量の定性的理解  3.2 3次元のシュレーディンガー方程式  3.3 水素原子  3.4 スピン  3.5 多粒子系の量子力学  3.6 原子の殻模型と元素の周期律  3.7 フェルミ分布とボース分布  演習問題 4 分子  4.1 分子  4.2 イオン結合  4.3 共有結合1 -水素分子ー  4.4 共有結合2 -方向性のある結合ー  4.5 2重結合と3重結合  演習問題 5 固体の結合性  5.1 結晶構造  5.2 ブラッグ反射  5.3 結晶の結合の仕組み  5.4 結合の型と結晶の物理的性質  5.5 格子振動  演習問題  付録 水分子H2Oの構造と水素結合 6 固体のバンド構造  6.1 固体のバンド構造の考え方  6.2 強い周期ポテンシャル中の電子(1次元)  6.3 弱い周期ポテンシャル中の電子(1次元)  6.4 周期ポテンシャル中の電子(3次元)  6.5 金属と絶縁体  6.6 半導体  6.7 固体のバンド構造 -まとめー  演習問題

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