男性学の新展開

青弓社ライブラリー 61

田中 俊之

2009年12月19日

青弓社

1,760円(税込)

フェミニズムの問題提起を受けて展開してきた男性学は、これからどこに向かうのか。男性学の基本的な視点とロバート・W・コンネルの理論を丹念に紹介したうえで、労働や恋愛・結婚、「オタク」、居場所などを事例に男性学のポイントをわかりやすく紹介する。 序章 男性学の新展開  1 問題の所在  2 男性学の基本的視座  3 男性学の新展開 第1章 「男性問題」とは何か  1 「男性問題」の登場とその背景  2 「男性問題」の時代としての一九九〇年代  3 「男性問題」を語る視座 第2章 複数形としての男性性  1 複数形としての男性性  2 権力としての文化  3 「正常」はいかにして構築されるのか  4 男性性のイメージと歴史性 第3章 現代日本社会の男性と労働  1 「一家の大黒柱」としての意識  2 私的領域に男性の居場所はあるのか  3 覆い隠された若者の労働問題 第4章 地域に男性の居場所を作る  1 男性と仕事中心主義  2 定年退職後の男性の生活  3 地域活動を通じて〈生き方〉が変わる 第5章 オタクの従属化と異性愛主義  1 オタクはいかに語られてきたのか  2 オタクの従属化と男性性の複数性  3 異性愛主義の彼岸 第6章 揺らぐ男性性と恋愛/結婚の行方  1 結婚に囲い込まれた性と恋愛  2 「幸せな家族像」に内包される不平等と排他性  3 現代日本社会における〈ヘゲモニックな男性性〉 おわりに

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