洋裁文化と日本のファッション

井上 雅人

2017年6月19日

青弓社

2,860円(税込)

美容・暮らし・健康・料理

ファッション史や大衆史からこぼれ落ちる洋裁文化の実態を、デザイナー、ミシン、洋裁学校、スタイルブック、ファッションショーなどの事例から立体的に描き出す。そして戦後の洋裁文化を、「民主化の実践」「消費社会の促進」という視点から再評価する。 はじめに 序章 身体の平等化と民主化の実践  1 デザイナーの時代  2 洋裁ブームの時代  3 貧困とアメリカ化  4 身体の平等化  5 民主化の実践  6 洋裁文化の歴史的位置付け  7 構造化する構造として構造化された構造 第1章 デザイナーーー時代の主役になった人々  1 デザイナーの登場  2 元華族とパンパン・ガール  3 『花の素顔』とデザイナーのイメージ  4 村上信彦のデザイナー批判  5 デザイナーの実像  6 津村節子の洋裁経験 第2章 洋裁学校とミシンーー作る=着る人の身体と規律訓練  1 洋裁学校と服装革命  2 洋裁学校の興り  3 シンガーミシン  4 ミシンと洋服の普及  5 洋裁学校ブーム  6 学習集団と教養機械 第3章 ファッション誌ーー情報としてのファッションとマスメディア  1 ファッション誌とは何かという問い  2 ファッション誌の始まり  3 スタイルブックと分類する視線  4 スタイル画家  5 「若い女性」と既製服のメディア  6 スタイルブックの終わり 第4章 洋裁店とファッションショーーー趣味によって共有される空間  1 洋裁店  2 ファッションショー  3 ファッションモデル 第5章 洋裁文化の消滅ーー構造はどのようにして次の構造へと移り変わったか  1 既製服会社  2 一九八〇年代の神話  3 一九七〇年代の断層  4 プレタポルテの土壌  5 瓦解する洋裁文化 終章 コム・デ・ギャルソン論争とアンアン革命  1 「インテリする」  2 世界史の中心の構造的変化とファッション  3 ぶったくり商品  4 消費社会の左翼性  5 衣服の芸術性 初出一覧

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