中井正一とその時代

高島 直之

2000年3月20日

青弓社

3,080円(税込)

ホビー・スポーツ・美術

視覚文化が決定的な変容を迎えた1930年代の美学者・中井正一の刺激的理論を、ベンヤミンや瀧口修造と対照しながら紹介する意欲的な評論。実践的な立場から論じられた中井の映画やデザインの理論は、現在でもなお有効である。図版多数。 第1章 眼差しとしての〈レンズの見かた〉  1 〈機械美〉の具象化  2 ダダ/ロシア・アヴァンギャルド/原弘  3 「光画」の時代 第2章 〈印刷せる言葉〉とティポフォト  1 〈見ること〉の意味  2 「プレスアルト」と周辺  3 写真と印刷文字 第3章 複製と〈集団的性格〉  1 写真の物神化  2 〈アウラ〉と〈光〉  3 ルポルタージュとモンタージュ 第4章 映像と現実・主観と客観  1 内田百間(門がまえに月)と〈映像〉  2 ノイエ・ザッハリッヒカイトの美学  3 〈記号〉としての写真 第5章 春のコンティニュイティー  1 〈映画語〉の誕生  2 絵画の不安  3 没入論と射影論  4 光のモンタージュ 第6章 映画と〈委員会の論理〉  1 認識論的モンタージュ  2 〈横断面〉と批判機能  3 大衆文化の神話作用 第7章 身体・スポーツ・建築  1 スポーツの美学  2 キュビスムから工業製品へ  3 標準的な存在としての〈身体〉 第8章 具象と抽象、個と集団の亀裂  1 射影像と想像力  2 絵画の危機  3 抽象画とシュルレアリスム 第9章 批判理論としての〈レンズの見かた〉  1 画家の眼とフィルム  2 戦時下日本のシュルレアリスト  3 〈機械美〉の戦後

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