つたえるエッセイ
心にとどく文章の書き方
重里 徹也 / 助川 幸逸郎
2018年10月6日
新泉社
1,760円(税込)
人文・思想・社会
読み手の心を動かすエッセイ作成術! 採用試験での課題文、就職試験のエントリーシート、新しい企画の提案書、転職をするため自己PR文、辞職をほのめかした部下を思いとどまらせるメール、東京の大学に通う子どもに地元に帰って就職するよう説得するライン……。大人が真剣に文章を書かなければならない場面は、まだまだたくさんあります。それはまさに、「手段を選ばす相手を動かしたい状況」ばかりです。 そんなときに使えるとっておきの文章作成術のコツを紹介しました。 読み手のこころを動かすには、論理的な文章が書けるだけではダメ。美辞麗句を散りばめただけの文章でもダメ。下手でも相手のこころを動かせれば、それがいい文章といえます。 そんな文章を書くための秘訣を、余すところなく紹介しました。 大学で文章作成術の講義を持つ著者ならではの、わかりやすい文例が盛りだくさんです。現役大学生が書いた文章の添削例も付いているので、実用書としても使えます。 はじめに 他人に伝えることは、自分自身の発見にもつながる(重里哲也) 第一部 文章を書く前の準備(助川幸逸郎) タイトルのつけかたで文章は決まる 「いちばん書きたい話題」ははじめに決めておこう 第二部 知っていると差がつく文章表現(重里徹也) 何とか書き始めるための二つの方法 シーンを印象深くするのは「一見関係のない要素だ」 「ローカルな言葉」は使いようだ オノマトペは身体を震わせる 比喩は世界をたぐり寄せ、意味づける この世は答えられない謎ばかり コラム ビギナーが、今日から文章で戦えるようになる必殺技二つ(助川幸逸郎) 第三部 文章を書くときに知っておきたいこと(助川幸逸郎) センテンスを短くするという「魔法」 「最後の一行」は「大切」だが「いちばん重要」ではない? 「数値」と「実例」は多くを語る 「意外性」は「脱・人並み」への最短距離 「悪口」がきらりと光るとき たくさん書いて、あとから削る コラム 数字も地名もやさしさの現れ(重里徹也) 第四部 文章を書いたあとにやるべきこ 寝かせると文章が育つ(重里徹也) 「誠実」と「言いすぎ」のはざまで(助川幸逸郎) おわりに(助川幸逸郎) 付録・・・文章添削例
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