古代エジプト人の祈り

信仰のエジプト学

和田 浩一郎

2025年3月24日

新泉社

3,080円(税込)

人文・思想・社会

エジプトの遺跡といえば、石造の巨大な神殿やピラミッド、鮮やかな壁画で彩られた墓がまず思い浮かぶ。ただし、壮麗な建造物を建立したのは王やエリート層の人々である。権力者のためにひとつひとつの石材を運び、積み上げていった、農民をはじめとする庶民(非エリート層)はどのような信仰をもっていたのだろうか。本書はそこに切り込み、庶民までふくめた古代エジプト人の祈りがどのようなものだったのか、その実像に迫る。 はじめに    エジプトの地理    古代エジプトの時代区分 第1章 祈りの対象──神と死者    1 神々    2 アク──祝福された魂 第2章 祈りの場──神殿    1 神殿とは    2 神官と神殿組織    3 神殿での日々の儀式    4 庶民と神殿    5 仲介者の像 第3章 神と人びとの交流──祝祭と聖地    1 祝祭と神託    2 アビドスの聖地と祝祭 第4章 墓と集落    1 墓    2 集落の祠堂    3 家の祭壇 第5章 奉納物    1 初期の奉納物    2 新王国時代以降の奉納物    3 ハトホル女神信仰と奉納    4 動物崇拝と動物墓地 第6章 呪術    1 まじないと呪術    2 自然の脅威と呪術    3 病気治癒    4 出産と呪術    5 家と家族の守り    6 年の疫病と呪術    7 古代エジプトの護符    8 呪詛

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(0

読みたい

3

未読

0

読書中

0

既読

1

未指定

1

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください