
違和感のイタリア
人文学的観察記
八木宏美
2008年9月30日
新曜社
2,970円(税込)
人文・思想・社会
イタリア滞在30年。日本人としての“当たり前”をことごとくひっくり返された著者が、社会生活をつぶさに体験し、その近現代史をたどるなかで見えてきた、“違和感”のありかと本音のイタリア。
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(無題)
イタリア大好き人間としては、こんな本があることを見逃していたなんて、迂闊であった。ブランドやファション、「明るく陽気なイタリア人」といったイメージを吹き飛ばすような内容である。イタリアの大学生は「要約」が苦手だというのは面白い。日本では、簡潔にまとめることがしばしば要求されるが、これが著者が言うように俳句の伝統をもつ日本人の美意識を反映しているかどうかは別として、効率重視の分析的態度につながっているという指摘は正しいと思う。このようなイタリア人気質がどこからもたらされたか、著者はイタリアの近現代史から教育制度の変遷まで解説して解き明かす。本書の副題に人文学的観察記とあるとおりである。読者はどこから読んでも自分の知らないイタリア事情の説明を発見し退屈することなく全体を読み通せるだろう。
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