うつる 生命誌年刊号vol.81-83

中村 桂子

2015年12月10日

新曜社

2,200円(税込)

科学・技術

◆移る、映る、遷る、写る DNAの壮大な歴史を読み解き、生きることの本質を問うてきた生命誌が、発刊二十年を越えた今号で、次の扉へとうつるための特集を組みました。  対談では、今秋公開の映画『水と風と生きものと』にも登場する、風の芸術家・新宮晋氏や絵本編集者の末盛千枝子氏、民俗学の赤坂憲雄氏、また幹細胞研究の西川伸一氏らと、社会と自然をつなぐ新しい知を語ります。海砂泥にすむギボムシから人の進化を探る研究報告ほか、日本の生命研究の基礎をつくった科学者たちが、自らの研究と人生を振り返るコーナーも必読です。 うつる 目次 はじめに 語り合いを通して ◆新しい知のあり方を求めて 西川伸一×中村桂子 ◆東北から明日の神話をつくる 赤坂憲雄×中村桂子 ◆生命誌を編む三つの対話 I 自然との親密さを取り戻すように 伊東豊雄×中村桂子 II 風をあたかも見えるかの如くに 新宮 晋×中村桂子 III 美しいと思えることを語り継ぐ 末盛千枝×中村桂子 研究を通して ◆胎盤の多様化と古代ウイルス   エンベロープタンパク質が結ぶ母と子の絆 宮沢 孝幸 ◆熱帯雨林の花盛り   ボルネオ熱帯雨林の一斉開花の要因を探る 竹内やよい ◆イトヨの種分化を追って   性染色体の融合と種の分化 北野 潤 ◆まばたきは何のためにするのか   脳の情報処理とまばたきの関係を見る 中野珠実 ◆形の多様性はお母さんのお腹の中で   標本から発生、そして進化を知る 小薮大輔 人を通して ◆プロテアソームの発見から生命科学の中枢へ 田中啓二 ◆葉緑体からゲノム時代をひらいて  杉浦昌弘 ◆いまだ熱ショック応答を追い続ける日々 由良 隆 JT生命誌研究館 これまでとこれから 独自のコンセプトの具体化を更に豊かに 中村桂子 ◆表現を通して生きものを考えるセクター ◆カエルとイモリのかたち作りを探るラボ ◆ハエとクモ、そしてヒトの祖先を知ろうラボ ◆DNAから進化を探るラボ ◆チョウが食草を見分けるしくみを探るラボ あとがき 生命誌ジャーナル掲載号一覧

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