百姓たちの戦争

歴史ルポルタージュ 島原天草の乱 第1巻

吉村 豊雄

2017年11月10日

清文堂出版

2,090円(税込)

人文・思想・社会

四ヵ月にわたる一揆の過程を、幕藩領主側との武力による戦い、つまり「戦争」として描くとともに、島原天草地域の領主である松倉家・寺沢家の家臣が牢人となり一揆の企てに加わったという、知られざる一揆蜂起へのシナリオを明らかにする。一揆首謀者の企てが島原藩領・天草領での一揆、「百姓たちの戦争」へと展開していく歴史の深みを解き明かす。 第一章 立ち帰りか、潜伏かーー直前段階の転びキリシタン 第一節 天草の島々の宗教社会状況  第二節 島原藩領の政治社会状況  第二章 武力蜂起へのシナリオ 第一節 一揆のシナリオ 第二節 武力蜂起への過程 第三章 「城の占拠」をめざした百姓たちの戦い 第一節 島原の合戦と城攻め 第二節 天草の合戦と城攻め  第三節 城の占拠 第四章 籠城のシステム 第五章 原城戦争 第六章 原城の落城

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