石橋湛山占領政策への抵抗

増田弘

1988年1月1日

草思社

2,456円(税込)

人文・思想・社会

1947年5月第1次吉田内閣の蔵相石橋湛山は突然公職追放となった。当時この事件をめぐってさまざまな憶測がなされた。占領政策に正面から批判を加える湛山を、GHQが排除しようとしたという説。湛山の政治力の上昇を警戒した吉田首相の謀略とする説。しかし、それらは決定的な証拠が得られないまま40年が過ぎ、事件の真相は歴史のとばりの中に消えようとしていたのである。戦後、蔵相として占領軍の不当な要求に敢然とたちむかった湛山の公職追放は、あり得たかも知れない日本の精神的自立への道を閉ざしたのではないか?米国側の新資料と日米の関係者の証言を得て書かれた占領史研究の労作。

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