めざすはライカ!

ある技術者がたどる日本カメラの軌跡

神尾健三

2003年11月30日

草思社

1,980円(税込)

科学・技術

敗戦後の廃墟の中からいち早く日本のモノ作りの力を世界に向けて証明してみせたのが「カメラ」であった。戦後間もなく技術者としてカメラ会社に入社した著者が、ミノルタをはじめニコンやキヤノンなどの設計・製造の現場で活躍する人びとの姿を描きつつ、日本カメラの発展の軌跡を追いかける。カメラ技術者たちの究極の目標は「ライカ」だった。知恵と技能の限りを尽くして高度な精密機械の完成をめざすカメラ各社。ところがその針路は、ある時期を境にライカから一眼レフへと一斉に変更される。そして家電製品のようなエレクトロニクスを搭載したカメラが世界市場を席巻していくことになる。戦後50年のあいだに日本カメラは何を生み出し、何を失っていったのか。日本のモノ作りの世界の神髄が描き出されていく。

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