
文庫 昭和二十年 第2巻 崩壊の兆し
草思社文庫
鳥居 民
2014年12月2日
草思社
1,650円(税込)
人文・思想・社会 / 文庫
昭和二十年から七〇年。いまなお続く敗戦の傷跡とはどのようなものだったのか。 本シリーズは、公文書から私家版の記録、個人日誌にいたる膨大な資料を縦横に駆使して、 昭和二十年の一年間の日本を、時間の推移に従って描いた壮大なノンフィクションである。 著者急逝により未完に終わった(第十四巻執筆の途中で急逝)が、すでに刊行時から、 丸谷才一氏、井上ひさし氏、立花隆氏はじめ多くの識者から高く評価されてきた。 今回、待望の文庫化によってシリーズ全巻を刊行。 三菱の名古屋の航空機工場への空襲と工場疎開、豪雪に苦しめられる東北の石炭輸送、 本土決戦への陸軍の会議、社会各層で徐々に忍びよる崩壊の兆しを描く。 (2月13日〜3月19日) 第7章 近衛の上奏(二月十三日〜十四日) 失敗した宇垣擁立 昭和十七年末から 首相候補、小林躋造と柳川平助 昭和十九年春 小磯国昭の指名 昭和十九年七月 米英ソ三国首脳会談の行方 ソ連への期待と不安 近衛、「かの一味を一掃すべし」と上奏す だれを戦争責任者にするのか 硫黄島、父島で 第8章 航空機工場の疎開(二月二十一日) 名発の総帥、深尾淳二 航空機エンジンをつくる米自動車産業 飛龍を牛車で運ぶ 工場への空襲はじまる 予期せぬ大地震 狙われた名発と武蔵製作所 銀座爆撃と風船爆弾 鉄道トンネルを工場にする 第9章 雪の二月(二月二十二日〜二十六日) 本土決戦──宮崎周一の計画 本土決戦──黒島亀人の構想 豪雪下の石炭輸送 ジグマリンゲンの三谷隆信 ガルドーネの日高信六郎 バギオの村田省蔵 村田、ロハス、そしてラウレルが考えていること 平岡公威入営のてんまつ 雪のなかの帰宅 東条、上奏す 独ソ和平仲介の計画 重光葵の「我ガ外交」 アルデンヌの森の大反撃 「四月二十五日に急速なる変転が……」 第10章 繆斌工作(三月十六日〜十九日) 焼け跡の首都 羽田に来た中国人 繆斌とは何者か 和平工作 一号作戦がもたらした明暗 ハーレーとホプキンズ 米軍と中共軍との協同作戦 幻の毛・周訪米計画 引用出典及び註
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