文庫 鬼谷子

中国史上最強の策謀術

草思社文庫

高橋 健太郎

2020年6月4日

草思社

858円(税込)

人文・思想・社会 / 文庫

数多ある中国古典の中でも、異端の書として名高い『鬼谷子』。 「孫子」こと孫臏(そんぴん)に兵法を授けたとされる鬼谷(鬼谷子)の思想をまとめた、 この知られざる古典は、中国の戦国時代に諸国の王たちを動かした「策謀術」であり、 弁舌と頭脳で乱世を渡り歩いた遊説家の英知が結実したリアリズムの書でもある。 時には道徳すら武器として用いて強者を思いのままに動かす、 恐ろしくも実戦的な中国古典の真髄を解き明かす。 単行本『鬼谷子』の文庫化。副題を「中国史上最強の策謀術」に改めました。 <内容より> はじめに 『鬼谷子』、ここに解禁 0章:『鬼谷子』とはなにか? 1章:『鬼谷子』の基本言葉を支配する者がすべてを支配する 2章:「象比(しょうひ)」と「飛箝(ひかん)」--相手の本心をえぐり出す技術 3章:「内ケン(ないけん)」--「つながり」を利用し心の内側から説得する 4章:「揣摩(しま)」 --感情の「割り符」で人を動かす技術 5章:「忤合(ごごう)」と「抵巇(しぎ)」-- 一〇〇%安全をはかる身の処し方、去就の操り方 6章:対話の本質はなにか?--最も危険な罠にはまらないために 7章:本経陰符(ほんぎょういんぷ)七術」--言葉のやりとりは気の戦いである おわりにーーなぜ『鬼谷子』だったのか

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