
夢みるちから
仲間がいるからがんばれる
神谷考柄
2013年9月25日
新評論
1,980円(税込)
小説・エッセイ / 人文・思想・社会
鍼灸師になるために勉強している普通の大学生である私が、なぜこのような本を書くことになったのかというと、2011年にラグビージャーナリストの村上晃一さんが出版した『仲間を信じてーラグビーが教えてくれたもの』(岩波ジュニア新書)という本の中で、ラグビー界で有名な選手たちと並べて私を取り上げてもらったことがきっかけでした。 そして、その本を読んだという出版社の方から、「本を書いて出版をしないか」というお話をいただきました。 最初はお断りさてもらおうと考えていたのですが、出版社の方が、「新聞やテレビのニュースを見ていると、今の中学生や高校生はいじめや不登校、友人たちや周りの大人との人間関係など、いろいろな問題を抱えて窮屈な生活を送っている子が多いんじゃないかと思います。だから、そういう中学生や高校生に元気と希望を与えたい。それと、目標へ向かって努力することの大切さを知って欲しいし、仲間の大切さを知って欲しいと思っています。そしてそれを伝えることができるのは神谷さんだと思っています」と言うのを聞いたときに私の気持ちは変わりました。 正直、私のこれまでの人生の話で、人に元気や希望を与えられるのかという不安はもちろんありました。それでも今の子どもたちに、どんなときでも自分のそばには支えになってくれる人や味方になってくれる人が必ずいるということを伝えたいと思いました。目の不自由な私が、ここまで育ってこられたのも、ラグビーをすることができたのも、周りにいるたくさんの人たちに支えられてきたからです。そういった周りの人との関係の大切さや人の心の温かさを伝えられるのならばぜひ本を書いてみたいと思い、このお話を引き受けることにしました。 私の拙い文章で読んでくださる人たちにうまく伝えることができるのかは分からないですが、多くの人たちに私の想いが伝われば本望です。(かみや・こうへい)
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