実録証言 大刀洗さくら弾機事件
朝鮮人特攻隊員処刑の闇
林えいだい
2016年11月14日
新評論
2,750円(税込)
小説・エッセイ / 人文・思想・社会
太平洋戦争末期の一九四五年五月二三日早朝、福岡県の大刀洗北飛行場で、二日後に出撃を控えた特攻機が炎上する事件が起きた。特攻機の名は「さくら弾機」。まもなく陸軍飛行第六二戦隊所属の通信士・山本辰雄伍長が、放火犯として憲兵隊に逮捕された。彼は朝鮮人(氏名は創氏改名によるもの)だった。当時を知る二一名の人々の証言(書簡を含む)によって、謎に包まれた事件の真相を明らかにする。
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