ローカルブックストアである

福岡 ブックスキューブリック

大井実

2017年1月25日

晶文社

1,760円(税込)

小説・エッセイ / 人文・思想・社会

2001年に船出した小さな総合書店「ブックスキューブリック」。素人同然で始めた本屋の旅は、地元・福岡の本好きたちや町の商店主を巻き込み、本を媒介に人と町とがつながるコミュニティづくりへと展開した。ローカルブックストア店主は理想の本屋像をどのように思い描き、歩んできたのか。独自の店づくりから、トークイベントやブックフェスティバルのつくり方、カフェ&ギャラリーの運営まで。15年間にわたる本屋稼業の体験をもとに、これからの本屋づくり、まちづくりのかたちを示す。  はじめに 1 開業前夜  15坪の小さな本屋  「2001年本屋の旅」がはじまった  「町の本屋」を行脚して  開業前にアルバイト修業  物件との運命的な出会い  最後の難関は取次の口座開設  店舗デザインは夫婦協同で 2 本屋になったわけ  鬱屈とした高校時代の逃げ場は本屋  『赤頭巾ちゃん』に救われた  ザ・スミスと出会った大学時代  とりあえず就職してみた  商売への憧れ  イタリアに行ってみた  コミュニケーションの達人たち  ミラノで夢のような展覧会ーー安田侃さんとの出会い  自分の居場所をつくるための武器  地域密着のイベント三昧ーー大阪時代 3 今日も店づくり、棚づくり  『就職しないで生きるには』  スモール・イズ・ビューティフル  小さくても総合書店  背後には膨大な在庫が  本はすべて実用書  編集棚VS単品主義  POPのこと、残すべき本のこと  『日々はそれでも輝いて』--詩の水先案内人 4 キューブリック・スタイル  ブックオカのこと  2008年、箱崎店オープン  ブックス&カフェの運営  雑貨が教えてくれたこと  トークイベントをやる理由  15周年、角田光代さんと屋台「花山」の夜    トークイベントのつくりかた    ほん屋のぱん屋    スタッフのこと    日記 2016年   5 くらし、ローカル、しごと  博多と福岡の違いが分かった    『アルケミスト』に願いを込めて    自転車シティ福岡    ローカル&リトルプレスとともに    九州・福岡の出版社たち    『草枕』と若冲    EXPO70・強烈な万博体験    けやき通りの小さな仲間たち    年末最終日はビル・エバンスで   6 本の流れの川下から  ぼくも本屋のおやじさん    格差社会    出版・書店業界の流れや問題点    やがて消え去る? 紙の本のことについて    本屋はインディペンデントなメディア   7 これからのこと  本屋の跡継ぎたち    まちづくりの当事者として    我々みんな小商い    本屋志願の若者たちーーブック&カフェはまちづくりの中心になれる    「読書について」というストレートな質問について    11時間の車座トークが本になった!    『夜と霧』の読書会   あとがき

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