オキシトシンがつくる絆社会

安らぎと結びつきのホルモン

シャスティン・ウヴネース・モベリ / 大田康江 / 井上裕美

2018年10月12日

晶文社

2,200円(税込)

美容・暮らし・健康・料理 / 医学・薬学・看護学・歯科学

「愛情ホルモン」がもたらす安らぎと治癒力、そして良好な人間関係ーー その生理学的根拠を示す、オキシトシン研究の決定版! オキシトシンは単なる母性ホルモンではなく、女性にだけ分泌されるホルモンでもない。それは人と人との寄り添い、肌と肌との触れ合いによって脳内で産生され、身体の隅々に届けられ、落ち着きや不安の軽減、治癒力の促進といった好ましい心身効果を生み出す。そして、人と人との絆の形成に大きな役割を果たしている。 オキシトシン研究の第一人者であるスウェーデンの生理学者が、前著『オキシトシンーー私たちのからだがつくる安らぎの物質』から、さらに9年の研究成果をまとめた決定版。出産や医療、ケアの現場に携わるすべての人たちの基本テキスト。 ◎出産直後の触れ合いが子の人生に影響する ◎寄り添いが足りないと不安になる ◎ペットがいると集中力が高まる ◎医療・ケアの現場でタッチが大事なわけ ◎薬としての可能性と危険性 はじめに 第1章 哺乳類が引き継ぐ遺産 哺乳類の育児法 第2章 寄り添いとアタッチメント 行動および関わり合いに関する諸研究 第3章 体はどのようにコントロールされるのか 脳の構造/皮膚、それは大きな感覚器/皮膚の役割 第4章 オキシトシンとは何か オキシトシンの発見/オキシトシンは哺乳類の共有物/オキシトシンのさまざまな経路/オキシトシンの効用/バソプレッシンはオキシトシンの兄弟/オキシトシンの人間への影響/まとめ 第5章 オキシトシンとアタッチメント 赤ちゃんの誕生/母子関係におけるオキシトシン効果/妊娠と出産/赤ちゃんとの最初の出会い/母乳/カンガルーケア/絆の強化/オキシトシン効果は長期的/オキシトシによる安定型アタッチメント/離れていても安心 第6章 オキシトシンの大人への働き プラス効果/セックスとオキシトシン/オキシトシンと友情/群れの生活 第7章 オキシトシンと信頼 心の中の寄り添い/信頼と見知らぬ人/プラセボ効果 第8章 寄り添いは心の栄養 食べ物は穏やかさと安らぎを作り出す/会食が信頼感を生む/お腹が満ちて人は優しくなる/触れ合いは胃腸機能をよくする/ガストリンと愛 第9章 健康と長寿は寄り添いから 良好な関わり合いは健康の秘訣/イヌとオキシトシン/オキシトシンとマッサージ 第10章 オキシトシン遺産 オキシトシンは重要な鍵/関わり合いの欠如と薬物/薬としてのオキシトシン/オキシトシン遺産の継承と現代社会/崩壊した大家族制/人類のオキシトシン効果はこうすれば得られる

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