本当は分裂は避けられない!?中国の歴史

SB新書

八幡和郎

2015年4月17日

SBクリエイティブ

880円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

◆中国はいまや世界第2位の経済大国となったが、巨大国家でありながら、脆弱であることは否めない。 ◆「中国四千年」というと、長期にわたり安定した歴史を持つ国と誤解されがちだが、諸民族による征服と分裂の繰り返しこそが中国の歴史であり、ひとつの政権のもとで安定的な発展を維持することはまれだった。 ◆歴史的に、そもそも「冊封関係」という言葉自体、中国や韓国でも使われていない現実……。 東アジアで中国を頂点とした秩序があり、それが平和を保たせていたというのも幻想である。 これは中国政府に媚を売ろうとして日本の歴史学者が使いたがる「ガラパゴス史観」であった。 矛盾のはけ口を対外的な膨張政策に求めがちな中国、その歴史をひも解く! ◆中国の歴史を振り返ってみると、これほど外国の侵略に対してあっさりと屈服し、支配を受け入れてきた民族もない。 共産党がいまでも抗日を国是としている理由、中国でもっとも尊敬されている日本人の一人が大平正芳である理由、 高句麗や渤海の後継国家が、中国か朝鮮かで中韓でのホットな議論となっていることなど、 中国人も知らない本当の中国史! はじめに 中国人も日本人も知らない本当の中国史 第一章 中国は四〇〇年の歴史しかないという理由 第二章 五六民族による多民族国家の矛盾 第三章 神話の世界と漢字の誕生──三皇五帝と夏・殷・周 第四章 始皇帝とナポレオン──秦・漢 第五章 日中外交事始め──三国・南朝 第六章 北朝から生まれた隋・唐帝国──五胡十六国・北朝・隋 第七章 大唐帝国の国際感覚──唐・五代十国 第八章 経済は超一流で軍事は三流の宋、これと真逆の大元帝国ーー宋・金 第九章 遊牧民族と漢民族と海洋民族──元・明 第一〇章 満・漢・蒙の連合王国と紫禁城の黄昏ーー清 第一一章 近代中国の誕生と苦悩ーー中華民国 第一二章 赤い中国の資本主義的躍進──中華人民共和国 第一三章 中国にとっての少数民族と領土

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(1

starstarstar 3

読みたい

0

未読

1

読書中

0

既読

3

未指定

1

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください