だから医者は薬を飲まない

SB新書

和田秀樹(心理・教育評論家)

2015年11月18日

SBクリエイティブ

880円(税込)

美容・暮らし・健康・料理 / 新書

●薬は毒”薬で金儲けという以前の大問題! 「薬漬け医療」の裏側で、 患者には薬を出しても、 自分では飲まない医者の存在がある。 これは「薬は毒だから飲まない」 「どうせ医者は処方するだけ儲かるから」 といったことだけで語られがちである。 だが本当は、臨床・研究・教育を司る医学部、 検査基準を作る厚生労働省、 新薬を開発する製薬会社といった 薬漬け医療を生み出す現行の制度、 さらには患者に薬を出さねばという強迫観念といった 医者を取り巻く環境がそうさせているのだ。 一方で、医者は職業がら 患者や老人の死と向き合う機会が多いことから、 「薬を飲んでまで長生きしたくない」 「自分や家族には飲ませたくない」 と内心思っている 薬嫌いの医者も多いのも事実である。 本書は老人医療に関わり 多くの患者の実態を知る著者が、 医者の多くがあまり語りたがらない 「薬を飲まない本当の理由」から 日本の薬漬け医療の実態を明かすもの。 序 章 患者が知らない“薬大国ニッポン”の裏事情 第1章 患者には薬を出しても、自分じゃ飲まない医者の実態 第2章 本当は総合的な診療ができないニッポンの医者たち 第3章 “処方すれば儲かる”はウソ!「薬漬け」になる本当の理由 第4章 医学部と製薬会社が作った「正常値」神話の大罪 第5章 医者が教えない薬との上手な距離の置き方

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