驚くべき日本語

知のトレッキング叢書

ロジャー・パルヴァース / 早川敦子

2014年1月24日

集英社インターナショナル

1,100円(税込)

語学・学習参考書

英・露・ポーランド・日本語。異なる文化的背景から生まれた4カ国語をマスターした外国人作家が、比較言語論や自らの体験をもとに、世界に誇る日本語独自の魅力と「世界共通語」としての可能性を説く!

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Readeeユーザー

(無題)

starstarstarstar 4.0 2018年12月09日

第1章 言葉とは何か 第2章 日本語は曖昧でもむずかしい言語でもない 第3章 日本語ー驚くべき柔軟性をもった世界にもまれな言語 第4章 世界に誇る美しい響きの日本語とは 第5章 「世界語」(リンガ・フランカ)としての日本語 第1章が秀逸 頭と心が「白紙状態」でなければ、言語の習得はできない また、文化も知ろうとしなければ言語の習得はできない。 41ページ 東工大 京産大で英語 ロシア語 ポーランド語の会話や読み書きを教えていると思ったことはない。学生たちに教えたいと思ったのは、「言語とは何か」 わたしたちはなぜ言葉を使うのか、その言葉を巧みに使いこなすことによって何が可能になるのか、です。 第1章では、日本語も英語も、いかなる言語も中立である。 自分が英語を学んできた際に 心してきたことであり、また事実そうだと思う。日本語特殊論を一蹴している。 第2章と第3章も、説得力が高い。 女性形男性系もなく、動詞も単複 男女に基づき使い分ける必要もない。外国人にとって、学びやすい言語。擬態語が豊富で有ることが、日本語を少ない語彙で、様々な表現ができる使いやすい言語。ここまでは、得心。この先から、ついていけない箇所が急に増える。勿論、日本語の美しさは 与謝野晶子 一茶 宮沢賢治らが、日本語の美しさを創造 発見してきたとの主張は頷ける、

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