
データが語る日本財政の未来
明石 順平
2019年2月7日
集英社インターナショナル
990円(税込)
ビジネス・経済・就職 / 新書
150以上のグラフ・表を用いて楽観論を斬る! 政府総債務残高の対GDP比が、先進諸国で唯一200%を超えている日本財政。借金返済を先送りした結果、 日本は膨大な債務に足を引っ張られ、それが経済成長にも悪影響を及ぼしている。 こうした財政運営失敗のツケを、我々はそう遠くない将来に、通貨崩壊という形で支払うはめになるだろう。 公的データによる150以上のグラフや表を用いて日本財政の問題点を分析。財政楽観論を完全否定し、通貨崩壊へと突き進む日本の未来に警鐘を鳴らす。 久米 宏氏、推薦! 「『円の崩壊』は現実となるのか。私たちは薄氷の上を歩いている」 野口悠紀雄氏、推薦! 「国債がもたらす問題を基本に遡って指摘し、警鐘を鳴らす!」 (目次より抜粋) 第1章:国債とは何か 「60年償還ルール」という名の返済引き延ばし策/毎年100兆円を借り換えている ほか 第2章:財政赤字が増えた理由 バブル崩壊後に日本が低迷し続けた理由/リーマンショックにより奈落の底に突き落とされた日本経済 ほか 第3章:税収の国際比較 減税すれども、景気は回復せず/株で大儲けした人や大企業ほど、税負担が軽い ほか 第4章:アベノミクスの大失敗 アベノミクスとは何か/公的資金を使って無理やり株価や不動産価格をつり上げ 第5章:アベノミクスの失敗をごまかす「ソノタノミクス」 国際基準と無関係な部分でアベノミクス以降のGDPを異常にかさ上げ/高い名目賃金伸び率のカラクリ ほか 第6章:日本は資産があるから大丈夫? 日本の資産はほとんど売れないものばかり/問題なのは日本政府単体の収支 第7章:巨額の日銀当座預金がもたらすもの 膨らみ過ぎた当座預金の利払費が、日銀を直撃する/日銀に直接国債を買わせるとインフレが止まらなくなる恐れがある 第8章:歴史は繰り返す〜高橋財政〜 アベノミクスと高橋財政の共通点/戦争遂行を可能にさせた要因 第9章:今、そこにある未来 雇用が増えたのは、賃金が低く生産性を上げにくい労働集約型産業/たまりすぎた借金をどうすればいいのか ほか ●プロフィール 明石順平(あかし じゅんぺい) 弁護士。1984年、和歌山県生まれ、栃木県育ち。東京都立大学法学部、法政大学法科大学院を卒業。主に労働事件、消費者被害事件を担当。 ブラック企業被害対策弁護団所属。著書に、客観的なデータを用いてアベノミクスの問題点を指摘した『アベノミクスによろしく』(インターナショナル新書)がある。 ブログ「モノシリンの3分でまとめるモノシリ話」管理人。
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先送りの果ての現実
日本の財政を検証。様々な言説はあるが、生産人口減少と経済成長鈍化による税収減と高齢化による社会保障費増、それをごまかすための国債乱発がいつまでも続かないことは冷静に考えれば子供でも分かる。それを粉飾、捏造により現実逃避した究極がアベノミクスだが、それも崩壊しコロナによる迷走により日本はとどめをさされようとしている。税金の使い道を決めるのは政治なので、手遅れかもしれないがまずはその選択始めるべきだろう。
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