
亜宗教 オカルト、スピリチュアル、疑似科学から陰謀論まで
中村 圭志
2023年4月7日
集英社インターナショナル
1,056円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
コックリさんからQアノンまで! 宗教研究者とたどる、人間の“妄想力”をめぐる旅路。 「亜宗教」とは、「近現代に生まれた非科学的で宗教めいた信念や言説」を指す造語。 本書では、宗教研究者が「オカルト・スピリチュアル・疑似科学・陰謀論」といった亜宗教を、宗教学の知見から分析する。 扱うのは、妖精写真、コックリさん、動物磁気、千里眼、念写、モンキー裁判、UFO、ニューエイジ、エスパー、臨死体験、シンクロニシティ、爬虫類人、Qアノン、反ワクチンなどなど……。 信仰と科学の狭間で蠢く人間の“妄想力”の歴史をたどり、「人間にとって信仰とはなにか」を暴き出す。 【目次】より ・序章 宗教と科学の混ざりもの ▼第1部 西洋と日本の心霊ブーム 19→20世紀 ・第1章 19〜20世紀初頭の心霊主義 ・第2章 コックリさんと井上円了の『妖怪学講義』 ・第3章 動物磁気、骨相学、催眠術──19世紀の(疑似)科学 ・第4章 明治末の千里眼ブームと新宗教の動向 ・補章 伝統宗教のマジカル思考 ▼第2部 アメリカ発の覚醒ブーム 20→21世紀 ・第5章 ファンダメンタリストとモンキー裁判 ・第6章 UFOの時代──空飛ぶ円盤から異星人による誘拐まで ・第7章 ニューエイジ、カスタネダ、オウム真理教事件 ・第8章 科学か疑似科学か?──ESP、共時性から臨死体験まで ・終章 陰謀論か無神論か? 宗教と亜宗教のゆくえ ■著者略歴 中村圭志(なかむら けいし) 宗教研究者。翻訳家。1958年、北海道生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学(宗教学・宗教史学)。昭和女子大学非常勤講師。単著に『信じない人のための〈宗教〉講義』(みすず書房)、『教養としての宗教入門』『聖書、コーラン、仏典』『宗教図像学入門』(いずれも中公新書)、『教養として学んでおきたい5大宗教』『教養として学んでおきたい聖書』(ともにマイナビ新書)ほか多数。
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