図解入門 最新 CASE がよくわかる本

神崎洋治

2020年2月29日

秀和システム

1,870円(税込)

科学・技術

2020年4月、ついに自治体によって、ハンドルのない自律走行バスの公道における定常運行がはじまります。実証実験ではなく定常運行として、自治体が行うのは日本で初めてとなります。  本書は、AIとネットワークで実現する自動運転やスマート社会など、自動車産業と社会を大きく変えるCASE(ケース)の全体像と要素技術をやさしく解説します。  CASEのCは、つながる(Connected)車、Aは、自動運転(Autonomous)、Sは、シェア/サービス(Shared & Services)、Eは、電動(Electric)を表し、これからのクルマと自動運転車が走る社会には、従来の自動車産業にはなかったインターネット/5G接続やAI(人工知能)の技術が欠かせません。  著者は、自動運転×AI×ロボット×IoT×ビッグデータを最前線で取材するジャーナリスト。最新情報をわかりやすく伝えます。  ■■第1部 社会を変革する「CASE」とは ■第1章 自動車産業から社会を変える「CASE」の波 1-1 CASEとは 1-2 Connected(コネクテッド) 1-3 Autonomous(自動運転) 1-4 Shared & Services(シェア/サービス) 1-5 Electric( 電動) 1-6 クルマは売れなくなる? 1-7 トヨタとソフトバンクの協業 1-8 トヨタが最先端のAI&ロボティクス研究所を設立 1-9 トヨタが描く「e-Palette」構想 ■第2章 所有からサービスへーークルマの存在価値が変わる 2-1 少子高齢化社会のモビリティ 2-2 政府が唱える超スマート社会 ■■第2部 自動運転社会に向けて加速する最新動向 ■第3章 自動運転と配送クライシス 3-0 自動運転をリードするICT 3-1 物流倉庫の自動化 3-2 トラックの隊列走行(ソフトバンク) 3-3 ラストワンマイルの配達の自動化に挑む三菱地所 3-4 楽天と西友が描く配送の自動化 ■第4章 自動運転バスの公道走行 4-1 バス会社が抱える課題 4-2 羽田空港での自動運転バス実証実験 4-3 小田急が江の島の公道で実証実験 4-4 ハンドルのない自動運転バスが都内の公道を実証実験 4-5 ソニーとヤマハ発が共同開発したエンタメ・モビリティが営業運行 4-6 ドコモのオンデマンド「AI運行バス」が運行開始 ■第5章 自動運転タクシー 5-1 世界初の自動運転車商業タクシーは日本から(六本木ー大手町/ZMP) 5-2 自動運転タクシーと連携したMaaSの実証実験 ■■第3部 自動運転を実現する技術 ■第6章 自動運転の開発を急ピッチで進めるトヨタ 6-1 2020年夏、日本でレベル4自動運転車の試乗 ■第7章 自動運転とAI 7-1 ニューラルネットワークとディープラーニング 7-2 ドライブシミュレータが自動運転開発に重要 ■■第4部 変わりゆくクルマ社会 ■第8章 自動運転と社会の関係 8-1 完全自動運転になったら何をして過ごしたい? 8-2 変わりゆくクルマ社会と日本の課題 ■第9章 クルマ社会の変革を支えるテクノロジー 9-1 コネクテッドカーとIoT 9-2 SDL(Smart Device Link) 9-3 モバイル空間統計と交通連携 9-4 ドコモの「AI運行バス」の進化 9-5 CASEと5G 9-6 爆発的に増加する通信デバイス

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