朝鮮通信使易地聘礼交渉の舞台裏

対馬宗家文庫ハングル書簡から読み解く

九州大学韓国研究センター叢書

松原孝俊 / 岸田文隆

2018年7月31日

九州大学出版会

10,120円(税込)

人文・思想・社会

最後の朝鮮通信使となった1811年の朝鮮通信使は、それまでの江戸城ではなく、対馬で日朝間の国家儀礼を行うように変更された(「易地聘礼」)。本書は、釜山の倭館に出仕していた対馬藩朝鮮語通詞・小田幾五郎宛ての新発見ハングル書簡99点を読み解き、19世紀の日朝間で最大の外交的懸案であった易地聘礼交渉の舞台裏を明らかにする。日韓の専門家の多年の努力で完遂された書簡の翻刻・日本語訳、および言語学・歴史学・文化交渉学といった関連諸分野の論考から、近世日朝交流の新しい側面が200年の時を経てよみがえる。もはや本書を読まずして、朝鮮通信使は語れない。

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