監獄の近代
行政機構の確立と明治社会
赤司 友徳
2019年12月20日
九州大学出版会
6,600円(税込)
人文・思想・社会
明治社会において、監獄は自らをどのように位置づけていったのか。近代化をめざした明治政府は、新しい国家体制や刑事法制などの整備を行う中で、多くの犯罪者を生み出すこととなった。そうした人びとを収容し、社会防衛と再社会化を図る監獄は、いかにして自らをかたち作り、受刑者の処遇を行ったのか。社会との相互作用に注目し、監獄行政の専門知形成と自立化の過程を描くとともに、それに立ち会った宗教への影響も分析する。
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